2012年09月

茶室の炉 Ⅰ

四畳半.gif
 
 茶室に切られる炉壇は正式には聚楽壁を塗った 本壁土炉壇 です。右は四畳半の茶室の図ですが、基本的な本勝手出炉の場合の炉の位置は中心の “中庸” と書かれた畳に切られる事となります。
 普段では意識する事があまり無いのですが、我国では五行の思想が広く根付いています。茶の湯の中でも 【陰陽五行】 が様々な場所で登場していかされています。茶室そのものも基本的な考え方は陰陽五行を基として造られていると言われます。
 陰陽と五行の考え方は元々は別個の考え方ですが、五行で言えば、 もっかどごんすい で中央がでなければ成立しません。
 

 

長寿を祝う会

DSCN3778.JPG DSCN3784.JPG 長寿を祝う会  DSCN3788.JPG DSCN3789.JPG 子ども会交流

 
昨日は午前中に地元の《長寿を祝う会》に参加をしました(…と言っても、祝われる方ではなく。来賓者として御祝いの挨拶を述べる側での参加ですヨ)。 アトラクションの最初に小学校2年生の生徒さん達による合唱があり、最後の歌は〝涙そうそう〟。子供達が舞台から降りてご参加のご長寿の方々の元へ分かれて行きその場で歌を続け・・・ご長寿の皆さんが嬉しそう!! 来賓席の前でもお一人のお婆ちゃんが子供の手を握り、何とも言えない 可愛いい!愛しい!・・・という表情で歌の間中とても嬉しそう。 慈愛という表現をしても過言で無い位のご長寿の皆さま方の気持がこちらにも伝わってきて思わず目頭が熱くなりました。  
 
 
 
午後からは金沢市子ども会連合会からのご依頼で、金沢で行われていた《勝山市・金沢市子ども会交流会》の一部として〝お抹茶体験〟を行いました。最初に簡単に “お茶(抹茶・茶道)” の事に触れ、茶道を習っている小学校の生徒によるお手前のデモンストレーション。その後半数づつに分かれて、抹茶を点てる側とそれを頂くお客さん。交替をして夫々に体験をして頂きました。
後片付けもそこそこに・・・  
 
 
 
夕方から以前から頼まれていた《灰形》の勉強会。予定時刻より皆さんが早くお出でになっておられて慌てて準備を。灰形の後は《南方録》中の “会”(茶会記) の勉強会を行い、約2時間で終了。 終えると直ぐに、来月の茶会の為に使用する道具の一つを見せて頂くために、市内の某所へ駆けつけました。 ~~~~いやはや、何とも忙しい一日でした。
 

 

 

 

寒雉の釜 Ⅱ

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『先週、骨董市で8代の寒雉の炉釜を買ったよ。見るかい?』

 「はい、見せて下さい。」

先ず極めの付いた箱の蓋を見せて頂きました。

その後、A氏が木箱から先ず釜の蓋を取り出した時に・・・

 ( ンー?あの蓋は何か変だゾ!寒雉の釜にあの蓋は似合わない!)

その後、釜本体も出てきて見せて頂く事に。

 「Aさん。この釜は寒雉作では無いです。」

 『えー!そんな事はないだろ!先代の寒雉の極めもあるし。』

  「極めの箱と中身が入れ替わっているかもしれませんよ。」

納得出来ないご様子なので、結局A氏からその炉釜を預り、翌日 寒雉氏のお宅へ伺いました。

たまたま寒雉氏が留守で預けてきましたが、数十分後に携帯へ着信が。

『預った釜は私共の作では無いです』

 「やはり、そうですよね~・・・」

『極めも良く出来ていますけれども違います。』

 「えっ。。。そうなんですか?」

『極め書きの字はそっくりに上手に書いてありますけれども違います。判も親父の本物よりも僅かに小さいです。』

 「そこまでは気が付きませんでした。勉強になりました。」

勿論、直ぐに寒雉氏のお宅へ行き釜をお返し頂き。その日の内にA氏の下へ伺いました。

・・・・・10年近くも前の話になります。