2013年03月

第32回銭五茶会

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 北前船で有名な豪商〝銭屋五兵衛〟通称  銭五ぜにご の記念館が、銭五の住まいをしていた金沢市の海側の町 金石かないわ にあります。 毎年、春と秋に茶会が行われています。

http://www.zenigo.jp/

昨年の末、知り合いの九谷焼の作家さんが来店されて話をしていた折りに、
「・・・ところで、来年の五月の銭五の茶会で、立礼の席を持つ予定の人が出来なくなったそうだ。
 どうだろう、釜を掛けてやってくれないか?」
  『良いですけれども・・・。』 と簡単に安受け合いをしていました。
今年に入ってから、
 “そういえば、銭五の茶会を引き受けていたけれども
  一体どうなってるのかな?”
暮れの話を思い出し、銭五会館へ行ったのが1月の16日でした。
 
会館の館長とお会いしたところ・・・
「こちらからお願いに上がらなければなりませんのに・・・。
 掛けて頂けるという事でお名前を入れてあります。」
 『そうですか・・・。やはり釜を掛ける事になってましたか・・・。』
本席も知り合いの方が掛けられる事をその時初めて知り、
まるで人事のような話で会館を後にしました。
 
そこから準備を始めましたが、何分にも日数がありません。
副席ですので気軽に とは思うものの、
茶席の趣向にはにこだわりの気持が徐々に出てきます。
何人かの窯元や工芸作家さんにお願いをして使用する道具を揃えている最中です。
時間的に製作が間に合わない道具は探し出しています。
趣向を考え道具組をしていくのも、
茶席を持つ者の楽しみの一つだとつくづく感じます。
 
 茶会は5月の12日です。
 
 
 

茶室の炉と炉縁

 茶室の炉と畳と炉縁の話を以前書かせて頂きましたが・・・。
今月の初めに炉壇や炉縁を納めさせて頂いた方が私共の店に来ました。彼女は数十年来の茶の湯仲間である友人です。
「炉縁の上部が畳から随分上に出ているんです・・・」
 『先月大 工さんと打ち合わせした時には解って頂けたはずだけれども?』
「施工に来られた大工さんは打ち合わせの時の大工さんと違う方が来たの、
 少し心配だったけれどもちゃんと伝わっていると思っていたのに。」
話を聞くと、施工のミスらしいのです。
 『大工さんにはその時に 炉縁が上がってるのは変だ って事 伝えたの?』
「言ったのだけれども・・・、
 炉縁の下の方を畳の高さに合うように切ろうか
 って言うから…驚いて ヤメテ下さい  と言って、それっきりに。」
私も少々憤りを感じてきて、
 『施工業者の方に連絡を直ぐに取って下さい。
 私が直接話をしてやり直して頂くから。』
 
昨晩メールがありました。
“施工業者の方に連絡を取りました。
 来月の某日某時にいて頂けますか?”
〝了解!! ちゃんとやり直させるから!〟