茶の湯徒然

東日本大震災の被災地を訪ねて…..

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 先般 東日本大震災の被災地の一つである宮城県の名取市と福島方面を訪れました。
 バスで金沢の市役所を A.M.6:15に出発して名取市役所に着いたのがP.M.3:00…途中休憩や昼食の時間も含みますが、車中での移動時間が長く 金沢からの距離を実感しました。
 名取市役所を表敬訪問し、同地の教育長の方や生涯学習課の方々からの二年余前の被災時の状況やその後の取組みと現状をお聞きして、市内の海沿いの町であった閖上(ゆりあげ)地区を訪ねました。写真は今は廃墟となっている閖上中学校の屋上から写した集落の跡です。
 当地区では住民が 約5600人が居住されていた地域で、その内の 800人近くの方が津波で犠牲になられたと聞きました。今なお当時の傷跡のままで、瓦礫は撤去されているとは言えここに大きな集落があったとは想像もできない状況で、当時テレビの画面からくり返し流されていた大津波の衝撃が甦ってきました。
 
翌日は原発事故で避難をされている福島県の飯舘村の方からも、これまでの経緯や現状のお話を伺うことが出来ました。怒りにも似た遣る瀬無さを感じながら、避難されて二年も経つのに未だ先行きの見えない不安に共感するばかりでした。
 
 被災された方々には消し去る事の出来ない様々な辛い想いを抱きながらこれからも歩み続けるのでしょうが、この時代に生きた全ての日本人がこの災害を忘れてはならないのだと改めて思い知らされました。決して風化させてはいけない大災害であったのだという事を。