茶会

銭五茶会・野点席

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 江戸時代末期の北前船で名を馳せた銭屋五兵衛を顕彰して建てられた《銭屋五兵衛記念館》での春の茶会を終えました。上の写真は左から  円能斉好・海辺ノ松茶碗  大樋初代写・舟形水指  帆舟地紋釜 です。 銭屋五兵衛 (略して 銭五 と地元の我々は親しみを込めて呼びます) は最大時には200艘余りの船を所有していたと言います。今回の茶会でも海や船に因んだ道具を使用して行いました。 先の水指や干菓子盆・香合・蓋置などは制作を依頼し、何とか茶会までに間に合いましたし、釜も数年前に縁があった品を初使い出来ました。そして何よりも、円能斉好の海辺ノ松茶碗とのご縁が嬉しい出会いでした。東日本大震災の復興の象徴ともいえる陸前高田市の〝奇跡の一本松〟を想わせるような、浜辺に スッと一本だけ画かれた錆絵の松…今回の茶会の一番のご馳走だったと思います。
 自分で言うのもおこがましいのですが、私自身の茶の湯の真骨頂は茶会にあると思っています。ご参席のお客様一人一人に美味しい一服のお茶を差し上げたい・楽しんで頂きたい・喜んで頂きたい…と心から願って一席一席を努めます。茶会の準備の段階から一生懸命 無い知恵を振り絞って考えています。まだまだ力不足である事は承知していますが、今の自分の実力で出来得る限りの力を出し切って茶会を行います。
 誰しもが納得をする100%完璧な茶会というものは無いと思います。しかし、亭主自らが納得出来るまで考え抜いた茶会は、それなりにお客様の心へも届くものだと考えています。今後も手を抜かずに奢らずに、お客様の喜ぶ顔を見る事の出来る茶会を行って行きたいと思います。

 

さくらまつり茶会

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写真の左の絵 は四条派日本画家・ 曲子光男 の 桜花に鳥絵 掛け軸  ・ 地方紙の二社も取材に来ました。。。 昨日の日曜日に、地元で恒例になっている 《 さくらまつり茶会 》 がありました。平成3年まで金沢地方気象台があった場所に、その当時の開花の標準木の桜が今も毎年立派に花を咲かせます。 現在では気象台の跡地が公園となり、その名も 《弥生さくら公園》 と言います。今年もその 弥生さくら公園 での《さくらまつり》 が…行われる予定でしたが台風並の暴風雨の為に隣接する公民館での開催となり、茶席は急遽桜尽しの道具を揃えて屋内で花見を して頂きました。悪天気にも関わらず50名余りの方々にご参加頂き 無 事 終 了 
 
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金沢の桜も昨日でほぼ終えました・・・・・
 
 
 
 

 

第32回銭五茶会

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 北前船で有名な豪商〝銭屋五兵衛〟通称  銭五ぜにご の記念館が、銭五の住まいをしていた金沢市の海側の町 金石かないわ にあります。 毎年、春と秋に茶会が行われています。

http://www.zenigo.jp/

昨年の末、知り合いの九谷焼の作家さんが来店されて話をしていた折りに、
「・・・ところで、来年の五月の銭五の茶会で、立礼の席を持つ予定の人が出来なくなったそうだ。
 どうだろう、釜を掛けてやってくれないか?」
  『良いですけれども・・・。』 と簡単に安受け合いをしていました。
今年に入ってから、
 “そういえば、銭五の茶会を引き受けていたけれども
  一体どうなってるのかな?”
暮れの話を思い出し、銭五会館へ行ったのが1月の16日でした。
 
会館の館長とお会いしたところ・・・
「こちらからお願いに上がらなければなりませんのに・・・。
 掛けて頂けるという事でお名前を入れてあります。」
 『そうですか・・・。やはり釜を掛ける事になってましたか・・・。』
本席も知り合いの方が掛けられる事をその時初めて知り、
まるで人事のような話で会館を後にしました。
 
そこから準備を始めましたが、何分にも日数がありません。
副席ですので気軽に とは思うものの、
茶席の趣向にはにこだわりの気持が徐々に出てきます。
何人かの窯元や工芸作家さんにお願いをして使用する道具を揃えている最中です。
時間的に製作が間に合わない道具は探し出しています。
趣向を考え道具組をしていくのも、
茶席を持つ者の楽しみの一つだとつくづく感じます。
 
 茶会は5月の12日です。
 
 
 

初 釜

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今月はあちら此方で初釜が ・・・ 
雪が少ない年で助かります。 私共も今年は《しお路》という茶懐石料亭で行ないましたが、前回こちらで初釜を行った時は大変な大雪でした。北陸に住む以上には、冬は雪の心配が付きまといます。足元の良さには心から感謝です。
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  社中の初釜ですので、気安く そして皆で楽しく進めて参ります。初めての参加という方も何人かいましたが、先輩から色々と教えて頂きながらも楽しそうに参加されていました。途中で点前も交替しながら、和気藹々と過ぎ行く時間は幸福な一時です。

今年も皆さん元気に茶道の稽古に励んで下さい。

茶筅供養

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   左から 1・ 空也堂の茶筅売り 画賛軸  2・濃茶で使った 赤糸の茶筅 を炭台に乗せ 3・炉中で燃える茶筅 
 
 
 
 
                                                                                                              茶筅に一年間の感謝を捧げ・・・・
 
 
茶筌はあくまで用具であり、常には表道具ではありませんが、今日ばかりは主役です。 初炭の後 常の如く料理を頂き、湯が沸く頃に赤糸かがりの茶筅で茶筅飾り。濃茶を練るのも常の如しにおこなって、いよいよクライマックスの後炭です。炭台に濃茶で使用した茶筌を点炭の位置に置き炭手前開始。半田を持ち出して炉中を清めた後に炭を置き、最後に茶筌を炉に入れて火吹き竹で茶筅を燃やします。その間お客様は般若心経を…。私共の社中の年中行事の一つとなりました。

 

 

萬象展 終了御礼

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橋村萬象襲名記念:茶会と秀作展 が無事終了しました。

さすがに、1300年の歴史のある名家です。茶会の為にご持参頂いた掛軸は、鎌倉時代の後鳥羽院上皇からの文机の注文書です。詳しく申し上げますと、後鳥羽院上皇が冷泉家に命じて注文書を書かせて橋村家へ渡ったものです。

萬象氏からの受け売りですが、文の始めに “ 當流 とうりゅう ” とあり、これは自分の家のものだけ(オリジナル)という事で、文台の寸法や形や足の形なども詳しく指定され書かれています。 その文台を制作する為の材は、宮中にあった長柄橋という橋で、それが朽ちてき為にその橋柱で文台を制作せよとの注文書です。 文の中程には、『今後この形の文台は塗りの物であっても蒔絵のものであっても決して作ってはならない』との但し書があります。 元久元年七月十六日とあり、八百年前の文ふみすが、多少のシミがあるとは言え、極めて保存状態の良い軸でした。

今回は三日間 萬象氏より作品制作に関してのみならず、様々な話を伺えて私自身大変勉強になり、且つ刺激を受けました。

茶会や作品展にご参集の皆様方にも心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。

 

京都・嵐山での茶会

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 私の茶の湯の師匠の御祝いの茶会が、京都嵐山の料亭熊彦(くまひこ)で二日に掛けてありました。 お客様は社中や孫弟子などの身内だけでしたが、500名が参加されました。
 男性は濃茶席の手伝いで、自身は一日目は水屋に徹し、二日目は点前や半東を務めさせて頂きました。
 
 写真は濃茶席の点前座で名品揃いです。使われた茶碗ですが、歴代家元の手造り茶碗の他は 一入・宗入・長入~ と全て銘の付いた本楽が九碗で、何れの茶碗を取り上げても茶会において主茶碗として耐え得る名碗ばかり・・・。 参加されたお客様も大変お喜びでした。