茶室関連

炉壇の問合せや納品が極めて多いのは。。。

 昨年の秋から今年に入ってからも、茶室に関してのご相談をはじめ茶室関連の用品や炉壇の納品も相次いでいます。やはり四月からの消費税の増税が影響しているのでしょうか…新築をされる方や家のリフォームをなさられる方が大変目立ちます。 

 昨年までに茶室を新築されたり和室に炉を切られたお客様も勿論多くおいでになられるのですが、全ての方が直ちに 茶室での茶の湯 でお使いになっているとは見受けられません。 いざ茶室を披いて茶会をしようとすると “ あれも必要…これも必要…アレモ無いし…コレモ求めなければ...”  との思いが先に立つのでしょうが。 薄茶を一服だけでも良いので、先ずは無理のない程度でも茶器をお揃いになられて、茶の湯をなさって頂きたいと切に望んでいます。 それが 《場を生かす》 という事であろうと存じます。

 私どもが関わった全ての 茶室 や 茶の湯の場 がお持て成しの場であったり修練や稽古の場として有意義に活用される事を願っています。

茶室と炉壇

 先月は6本もの本壁炉壇を出荷しました。 しかも、普及品の品ばかりでなく極上の炉壇も二本出ています。 加えてステンレス製や電熱式の炉壇もその間に数点出ています…。 全国でこのように多くの方が茶室を持たれようとしている事に対して正直言って驚いています。
 春から徳島のお客様からもご相談を受けていて、簡単なアドバイスをさせて頂いておりましたが、丁度四国への出張があり二度徳島へも足を運びました。 徳島では畳の厚さが二寸の畳です。二度目お伺いした時は炉壇の木枠の立ち上がりもそれに合わせて制作した炉壇も直接お持ちしました。 設計士の方も大工さんも熱心な方で、打ち合わせ自体が楽しく進みました。 施主の方と設計士・大工さん・銘木屋さんそして私と時間を忘れての話し合い。 引き渡しまでにはもう少し日数が掛かりますが、きっと素敵な茶室になるであろうと確信を致しております。

 

茶室の炉と炉縁

 茶室の炉と畳と炉縁の話を以前書かせて頂きましたが・・・。
今月の初めに炉壇や炉縁を納めさせて頂いた方が私共の店に来ました。彼女は数十年来の茶の湯仲間である友人です。
「炉縁の上部が畳から随分上に出ているんです・・・」
 『先月大 工さんと打ち合わせした時には解って頂けたはずだけれども?』
「施工に来られた大工さんは打ち合わせの時の大工さんと違う方が来たの、
 少し心配だったけれどもちゃんと伝わっていると思っていたのに。」
話を聞くと、施工のミスらしいのです。
 『大工さんにはその時に 炉縁が上がってるのは変だ って事 伝えたの?』
「言ったのだけれども・・・、
 炉縁の下の方を畳の高さに合うように切ろうか
 って言うから…驚いて ヤメテ下さい  と言って、それっきりに。」
私も少々憤りを感じてきて、
 『施工業者の方に連絡を直ぐに取って下さい。
 私が直接話をしてやり直して頂くから。』
 
昨晩メールがありました。
“施工業者の方に連絡を取りました。
 来月の某日某時にいて頂けますか?”
〝了解!! ちゃんとやり直させるから!〟

茶室の炉 Ⅰ

四畳半.gif
 
 茶室に切られる炉壇は正式には聚楽壁を塗った 本壁土炉壇 です。右は四畳半の茶室の図ですが、基本的な本勝手出炉の場合の炉の位置は中心の “中庸” と書かれた畳に切られる事となります。
 普段では意識する事があまり無いのですが、我国では五行の思想が広く根付いています。茶の湯の中でも 【陰陽五行】 が様々な場所で登場していかされています。茶室そのものも基本的な考え方は陰陽五行を基として造られていると言われます。
 陰陽と五行の考え方は元々は別個の考え方ですが、五行で言えば、 もっかどごんすい で中央がでなければ成立しません。
 

 

茶室の畳

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 茶室の畳の大きさについてのご質問が相次ぎました。 部屋を京間に出来ればそれに越した事は無いのですが、四畳半以上の部屋を京間で取ろうとしましても茶室の場合は水屋のスペースも必要となりますので、茶の湯が生活の中心で無い限り、我が国の住宅事情から考えましても居住スペースを削ってでも京間の茶室を造るという事が難しい現状に多く出会います。
 因みに、京間の場合は畳の幅が 955㎜ (縦・1910㎜)で関西以南で使用されている畳で、江戸間は関東地方を中心に使用されている畳で 880㎜(縦・1760㎜)です。中京間と呼ばれる幅 910㎜の畳もありますが、最近では団地間と呼ばれている 850㎜やそれ以下の横幅の畳も良く見かけます。しかしながら茶の湯の点前スペースを考えました時に、江戸間の横幅を切れますと点前そのものや道具の置位置などが大変窮屈で無理が掛かります。少なくとも点前畳の横幅だけは(理想を言えば)京間幅を取れれば良いのですが、その分貴人畳の縦の長さや客畳が狭くなりますのでそこの所も考慮に入れて、出来うる限り畳の横幅を広めに取る事をお奨めしています。

茶室の話 炉を切る2.

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 本壁の炉壇の場合は木枠の立ち上がりがあるので滅多な事はないのですが。 銅製・ステンレス製や電熱式の炉壇を設置している場合に、時折 炉壇が高めに設置されている事があります。

 『空いた部屋に炉を切りたいので炉壇を持ってきて下さい。炉縁は手元にあるので結構です。』 とのご注文があり、ご用命主様の所へ炉壇をお持ちしました。
 以前に既に一つ炉を切っておいでたようで、そこでお使いの炉縁を 炉を切られる予定の部屋に持って来られました。
   ( ンッ???明らかに炉縁の高さが低い!)
 『この炉縁は脊が高かったので畳の高さに会うようにと炉縁の下を切ったようです。』 とのお客様の言葉です。
「炉縁の高さは2寸2分と決まっています。お客様の家の畳は1寸8分のようですので、4分下った所が炉壇の上面になるように炉壇を設置するものなのですが・・・。」

 通常、畳の厚さは1寸8分か2寸のものですが、最近では3分・4分(10㎝~12㎝)の薄い畳もあります。 何れにしましても2寸2分の炉縁の天が畳上面(うわつら)に合う様に炉壇を設置しなければなりません。

 

茶室の話 炉を切る1.

以前にもホームページ(リニューアル前の)で書かせて頂きましたが、ここ数年 茶室の資料請求やお問い合せ・ご質問が急増しています。 特に私共で取り扱っている普及品本壁炉壇》 の納品が途切れずに続いていますのは、H.P.と口コミのお陰だと喜んでいます。 先週も炉壇のお問い合せがあり、隣県でしたので直ぐに直接配達が出来、炉壇を見て頂き大変喜んで頂けました。 勿論、私自身が炉壇に本壁を塗っている訳ではありませんが、お喜びの声を頂くと内心誇らしく思えます。 

地元の金沢でこの様な炉壇職人の方との出会いがあった事に対して心より感謝をしています。