茶の湯徒然

萬象展 終了御礼

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橋村萬象襲名記念:茶会と秀作展 が無事終了しました。

さすがに、1300年の歴史のある名家です。茶会の為にご持参頂いた掛軸は、鎌倉時代の後鳥羽院上皇からの文机の注文書です。詳しく申し上げますと、後鳥羽院上皇が冷泉家に命じて注文書を書かせて橋村家へ渡ったものです。

萬象氏からの受け売りですが、文の始めに “ 當流 とうりゅう ” とあり、これは自分の家のものだけ(オリジナル)という事で、文台の寸法や形や足の形なども詳しく指定され書かれています。 その文台を制作する為の材は、宮中にあった長柄橋という橋で、それが朽ちてき為にその橋柱で文台を制作せよとの注文書です。 文の中程には、『今後この形の文台は塗りの物であっても蒔絵のものであっても決して作ってはならない』との但し書があります。 元久元年七月十六日とあり、八百年前の文ふみすが、多少のシミがあるとは言え、極めて保存状態の良い軸でした。

今回は三日間 萬象氏より作品制作に関してのみならず、様々な話を伺えて私自身大変勉強になり、且つ刺激を受けました。

茶会や作品展にご参集の皆様方にも心よりお礼申し上げます。ありがとうございました。