茶の湯徒然

茶室の話 炉を切る2.

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 本壁の炉壇の場合は木枠の立ち上がりがあるので滅多な事はないのですが。 銅製・ステンレス製や電熱式の炉壇を設置している場合に、時折 炉壇が高めに設置されている事があります。

 『空いた部屋に炉を切りたいので炉壇を持ってきて下さい。炉縁は手元にあるので結構です。』 とのご注文があり、ご用命主様の所へ炉壇をお持ちしました。
 以前に既に一つ炉を切っておいでたようで、そこでお使いの炉縁を 炉を切られる予定の部屋に持って来られました。
   ( ンッ???明らかに炉縁の高さが低い!)
 『この炉縁は脊が高かったので畳の高さに会うようにと炉縁の下を切ったようです。』 とのお客様の言葉です。
「炉縁の高さは2寸2分と決まっています。お客様の家の畳は1寸8分のようですので、4分下った所が炉壇の上面になるように炉壇を設置するものなのですが・・・。」

 通常、畳の厚さは1寸8分か2寸のものですが、最近では3分・4分(10㎝~12㎝)の薄い畳もあります。 何れにしましても2寸2分の炉縁の天が畳上面(うわつら)に合う様に炉壇を設置しなければなりません。