2019/03/29
今月の初めに中国から若い女性二人が茶道体験に来られました。今年に入ってからも、海外から金沢に来られている方への茶道体験を多く開催させていただきましたが、殆んどが欧米からの方で（一組だけフィリピンの家族がいましたが）中国の方は初めてです。
過去に日本での留学を経験されているお二人で、日本語も堪能でしたし、さすがに中国の方だけあって掛け軸の読み下しや内容もよく理解されていました。また、陰陽五行や五輪の話でも、道教や中国の文化からの理解も深く、私自身とても楽しい時間を過ごせました。
中国へ帰国されてから次のメールを頂きました 『 ～ お陰で、茶道の美しさを感じました。先生の言葉を思い出すと、今もすごく感動しております…～ 』と、私もお二人の真摯で熱心な姿の感動を伝えると共に、現在の多くの日本人が抱く中国や中国人に対する思い等も返信で伝えました。
それに対しても直ぐにメールが帰って来て 『～ 残念なことですが、中国人の中には、日本にいい感情を持つ人もいますが、偏見を持つ人もいます。 私たちは日本で留学したことがありますので、日本文化のよさを体験し、勉強できることが多いと感じました。 中国と日本の文化が通じることがおおいですので、そのいいことを中国にも伝えたいです。国に関わらず、美しさだけを注目させるために、微力になれば幸いと思っております ～（⇚ママ）』
中国にも素敵な若者がいるな…と思いましたし、人的交流の良さがここにあるとも思いました。
彼女たちはもっと日本から学びたいそうです。 ２・３ヶ月に一度 一週間程度来日して 金沢へ来て学びたいそうです。我が国は古に中国から様々な事を真似て学んできました、もしも少しでもお返し出来るのであれば、どれだけお伝え出来るかは判りませんが、私も一生懸命に彼女たちの思いに応えてあげたいと心から願っています。
※写真やメール文は本人の了承を得て使わせて頂きました。